小学生のころ、うちの息子たちはリフティングが笑っちゃうくらいできませんでした。
上の子は6年生くらいまで。
下の子は5年生くらいまで。
10回できたら、
「すごいじゃん!」
ってくらい。
周りには、100回、200回とできる子もいました。
でも僕は、
「もっとリフティングを練習させなきゃ」
と思ったことはありませんでした。
というより、僕自身、リフティングをそれほど重要な練習だと思っていません。
それでも息子たちは試合でしっかりプレーできているし、スペインの大会では兄弟ともにゴールを決めてくれました。
中学生になった今は、リフティングの練習をしていないのに、2人とも100回以上できます。
小学生のころのリフティングの回数って、なんだろう?
息子たちを見てきた経験と、僕なりに調べたり学んだりしてきたことから、ずっと思っていることがあります。
そもそも、うちではリフティングを「練習」だと思っていなかった
僕自身、小学生のころは、リフティングがあまり好きではありませんでした。
だから、息子たちにも、
「毎日リフティングしなさい」
と言ったことはありません。
僕の中では、リフティングはどちらかというとボール遊び。
暇なときにボールがあったら、ポン、ポンと蹴って遊ぶ。
何回続くかな?
くらいのものです。
息子たち自身も、それほど興味がありませんでした。
だから、
「今日は30回やろう」
「100回できるまで終わらない」
みたいな練習をしたことはありません。
リフティングの回数が笑っちゃうくらいでも、僕はまったく気にしていませんでした。
なぜなら、試合を見ていて「もっとリフティングができたら・・・」と思ったことが一度もないからです。
リフティング10回でも、試合で困ることはなかった
実際の試合で、
- ボールをちゃんと止められているか
- 相手に簡単に奪われていないか
- 次のプレーにつなげられているか
そっちの方が、よっぽど大事だと思っています。
息子たちは、リフティングは全然できませんでした。
でも、トラップで大きなミスをすることは、ほとんどありませんでした。
ボールを簡単に失うことも少なかったです。
判断が速く、特に下の子はボールを持ってから、ワンタッチ、ツータッチで離すことが多いタイプです。
ボールを受けた場所によって、必要ならドリブルでペナルティエリアにも入っていける。
もちろん、得点もできてました。
「リフティングができない=サッカーが下手」
という感覚は、僕には最初からありませんでした。
試合で困っていないのに、
リフティングの回数を見て、
「できないから練習させなきゃ」
とは思わなかったわけです。
なぜ10回もできなかったのに、今は100回以上できるのか?
面白いのはここです。
小学生のころは10回も怪しかった2人ですが、中学生になった今は、2人とも100回以上できます。
でも、
リフティングをできるようにするための特別な練習をしたわけではありません。
僕は、小さいころは足首の固定が、まだ安定していないことも大きいと思っています。
上の子より下の子の方が早く回数が増えたのも、下の子の方が足首を固定してボールを蹴れるようになるのが早かっただけだと感じています。
成長して、足首を固定して蹴れるようになれば、自然と回数も増えていく。
少なくとも、うちの2人はそうでした。
だから小学生のころ、
10回しかできないからといって、
「今のうちに100回できるようにしなきゃ」
とは考えていませんでした。
体が成長したら、勝手にできるようになっていました。
僕がリフティングをあまり好きではない、もう一つの理由
もう一つ、僕がリフティングを積極的にやらせなかった理由があります。
これは僕の持論ですが、
リフティングは、どうしてもボールをガン見するクセがつきやすい
と感じているからです。
僕は息子たちには、小さいころから、ボールをできるだけ見ないようにと伝えていました。
ボールがこちらに向かってくるスピードとコースが分かったら、そこに足を出しておいてトラップする。
ボールは、なんとなく見えている状態で捉えながら、
相手がどこにいるか。
味方がどこにいるか。
空いている場所はどこか。
そっちを見る。
そうすれば、顔を上げたままトラップもできるし、ドリブルもできる。
僕は、ボールをガン見する時間が短ければ短いほど、いい選手だと思っています。
実際の試合では、ボールだけをじっと見ている時間は、ほとんどありませんしね。
ボールを受ける前から、周りも見なければいけない。
だから僕自身は、試合の中で、どれだけボールをガン見せずにプレーできているかを見ていました。
もちろん、リフティングそのものが悪いという意味ではありません。
ただ、うちでは優先順位が高くなかった。
それだけです。
「1000回できる」より、僕が見たかったもの
リフティングは、「何回できた」と数字で表せます。
だから、とても比較しやすいです。
でも、僕はそこに少し違和感がありました。
仮に、
「小学生でリフティング1000回できます」
と言われても、
僕が知りたいのは、
その子が試合でどうプレーしているのか
です。
- 相手がいる中でボールを扱えるのか
- プレッシャーを受けても失わないのか
- 周りを見て判断できるのか
- ゴールを奪えるのか
僕にとっては、そちらの方がサッカー選手としてずっと大切だと思っています。
だから、
「リフティング1000回できます」
は確かにすごいけど、
「リフティングは10回もできないけど、スペインで得点した」
僕なら、そっちの方がいいです。
リフティングをするために、サッカーをしているわけではないですからね。
まずは試合で困らない技術を身につけて、そのあと、体の成長と遊びの中でリフティングができるようになっていく、それくらいでいいと思っています。
じゃあ、リフティングは練習しなくていい?
僕は、無理に回数を増やすための練習をする必要はないと思っています。
暇なときにボールがあって、
「何回できるかな?」
と遊ぶ。
それくらいで十分だと思っていました。
もちろん、
トレセンなどで、
「リフティング〇回」
という基準があるなら話は別です。
必要な基準があるなら、それをクリアするために練習するのは仕方ないと思います。
でも、
リフティングの回数が少ないから、サッカーの成長が遅れている
と考える必要はないと、僕は思っています。
少なくとも、うちの息子たちを見ていて、リフティングができなかったことで試合中に困ったと感じたことはありませんでした。
まとめ|リフティングの回数より見てほしいもの
小学生のころ、息子たちはリフティングがほとんどできませんでした。
10回できたら、うれしそうに教えてくれていました^^
それでも、
試合ではボールを扱えていました。
チャンスを作り、得点もしていました。
スペインの大会で、兄弟ともにゴールを決めました。
そして中学生になった今では、とくに練習しなくても、2人とも100回以上できるようになりました。
だから僕は、
リフティングの回数で、子どものサッカーの上手さは判断できない
と思っています。
10回しかできなくても、
- 試合でボールを止められている
- 簡単に失っていない
- 次のプレーにつなげられている
それなら僕は、それらを見て、問題なしとしていました。
リフティングは、ボールがあって暇なときに楽しむ遊びでいい。
サッカーで本当に見たいのは、回数ではなく、ピッチの中で何ができているか。
うちでは、ずっとそう考えて、息子たちを見ていました。
