なぜレアル・マドリードのサッカースクールを選んだのか?週3回の練習ペースで世界を目指した我が家の活用術 

レアル・マドリード・ファンデーションのサッカースクールに通い始めた兄弟 少年サッカーのチーム選び・スクール選び
小学2年生からレアル・マドリード・ファンデーションのサッカースクールへ。兄弟で新しい環境に挑戦しました。

僕が中学生のころ、部活動は毎日ありました。
練習も単調で、毎日同じ感じで・・・
だんだん楽しくなくなっていってしまいました。

だから、息子たちには、サッカーの習い事は週3回までと決めていました。
地域のチームの練習や試合が、土曜日と日曜日だったので、平日にもう1日くらいと思っていました。

そんなこともあり、上の子が小学2年生のころ、スクールを探し始めました。

地域のチームでもう1日増やす選択肢もあったのですが、あえてチームとは別のスクールにしました。

それは、僕の経験上、同じメンバーで同じ練習をするという単調さを嫌ったのもあります。
あとは、違う刺激を経験させてあげたいという気持ちもありました。

そこで、いくつかサッカースクールを見て回ることにしました。

最終的にうちが選んだのは、レアル・マドリード・ファンデーションのサッカースクールでした。

もちろん、名前だけで選んだわけでもありません。

実際にいくつか見て、体験もして、その中で、

「ここは他と違う」

と感じたから、レアルスクールを選びました。

この記事では、うちがレアルスクールを選んだ具体的な理由について、当時見て感じたことをもとに書いていきます。

最初からレアル一択だったわけではない

先ほどお伝えした通り、レアルスクールを選ぶ前に、他のスクールも見て回りました。

日本のスクールも見ましたし、ACミランのスクールも候補に入りました。

ただ、いくつか見ていく中で、こんな違いを感じました。

日本のスクールは、見た範囲では、チームと同じような指導に近い印象がありました。

もちろん、その指導が悪いということではありません。

基礎練習も大事です。
シュート練習も大事です。
1対1も大事です。
ボールを扱う技術も大事です。

ただ、うちとしては、チームでもやっているような練習を、別のスクールでも同じようにやることに、あまり意味を感じませんでした。

せっかくチームとは別に時間を使って通うなら、チームでは得にくいものを学ばせたい。

そう思っていました。

ACミランのスクールも気になりました。

ただ、送迎がかなり大変そうでした。

渋滞がひどい場所を通らないといけないこともあり、毎回通うことを考えると、うちには現実的ではないと感じました。

どれだけ内容が良さそうでも、通い続けるのが大変すぎると、親にも子どもにも負担になります。

スクールは、1回行って終わりではありません。

毎週通うものです。

だから、内容だけでなく、通いやすさも大事だと思います。

比較したこと我が家の印象
日本のスクールチームと似た練習が多かった
ACミランスクール内容は魅力的だったが送迎が大変
レアルスクール指導内容と通いやすさの両方が合っていた

その中で、レアルスクールは、うちにとって指導内容と通いやすさの両方で、かなり合っていると感じました。

そして、そこで息子たちは、めきめきと力をつけていきました。

レアルは1人でできる練習をしなかった

レアルスクールの体験で衝撃を受けたのは、練習の考え方でした。

レアルスクールでは、レアルメソッドという枠組みの中で、その場に集まった子たちのレベルに合わせた練習をしていました。

そして、基本的な個人練習はしませんでした。

これは、かなり印象的でした。

なぜなら、レアルの考え方として、

「みんなが集まっているのに、1人でできる練習をするのはもったいない」

というものがあったからです。

たとえば、1人でできるドリブルやリフティングなど、個人で反復できる練習は、家の近くの公園でもできます。

チームでもできます。

でも、複数人が集まっているからこそできる練習があります。

味方を見る。
相手を見る。
パスコースを作る。
体の向きを作る。
味方との距離を考える。
ボールを持っていないときに動く。
状況を見て判断する。

こういう練習は、1人ではできません。

レアルでは、そういう「みんなが集まっているからできる練習」をしないともったいないという考え方でした。

ここは、うちがレアルを選んだ大きな理由のひとつです。

1人でもできること仲間がいるからできること
ドリブルパスコースを作る
リフティング味方を見る
ボールタッチ判断する
個人練習ポジショニング

スクールに通わせるなら、ただボールをたくさん触る日本スタイルではなく、チームでは学びにくい部分を学んでほしい。

僕はそう考えていました。

その意味で、レアルの練習は、うちの求めていたものそのものだったんです。

体験で衝撃だったのは、小学2年生でも団子にならなかったこと

最初の体験で衝撃だったことがあります。

それは、小学2年生くらいの子たちなのに、みんながお団子にならずにサッカーをしていたことです。

少年サッカーでは、低学年のうちはどうしてもボールにみんなが集まりやすいです。

ボールが動けば、みんながそこに集まる。

いわゆる団子サッカーです。

それ自体は、人は狩猟本能で動くものに集まる習性があるので、特に小さい子たちには自然なことだと思っています。

でも、レアルスクールの体験では、小学1年生と2年生の子どもたちが、ボールに集まっていかない。
通っている地域のチームでは、ありえない光景でした。

しかも、コーチが、

「離れなさい」

と指示していませんでした。

たとえば、

「味方の近くに行きすぎると、どうなる? 味方の邪魔になっちゃうよね」
「味方がボールを取ってくれたとき、近すぎるとどうなる? パスしても、またすぐに相手が取りに来れちゃうよね」
「どこにいたらゴールを奪えそう?」

というように、ただ場所を指定するのではなく、理由を伝える。

「そこに立ちなさい」ではなく、

「なぜ、そこに立つのか」

を考えさせる。

この声かけが、とても新鮮に感じました。

子どもたちも、味方の邪魔にならない場所を考えながら動く。

次にどこへボールを逃がせるのか。

どこに立つと味方が助かるのか。

そういうことを、低学年の子たちが考えながらプレーしているように見えました。

ボールを2つ使った練習の理由に納得した

レアルを選んだ理由として、もうひとつ強く印象に残っていることがあります。

それは、練習後にコーチが、

「なぜこの練習をしたのか」

をきちんと説明してくれたことです。

体験のとき、ボールを2つ使ってゲーム形式の練習をしていました。

最初に見たときは、単純に、

「ボールが2つあると、子どもたちはたくさん動くな」

くらいに思っていました。

でも、練習後にコーチからその理由を聞いて、なるほどと納得しました。

ボールが2つあると、子どもは両方の状況を見て、考えて動かないといけません。

1つのボールだけを見ていればいいわけではありません。

もう一方のボールがどこにあるのか。
味方はどこにいるのか。
相手はどこにいるのか。
次にどこへ動けばいいのか。
自分の体の向きはどうすればいいのか。

そういうことを、見て判断する必要があります。

さらに、2つのボールが見える体の向きやポジショニングを作らないといけません。

片方だけを見ていると、もう片方が見えなくなります。

そのためには、自然と顔が上がります。

遠くを見る必要も出てきます。

つまり、ボールを2つにしていたのは、ただ面白い練習にするためではありませんでした。

子どもが自分で見て、考えて、判断するための練習だったんです。

ボールを2つ使う理由

僕はこの説明を聞いて、

「なるほど、そういう意図があったのか」

とすごく納得しました。

これは、親としてとても勉強になりました。

日本の指導の場では、いきなりシュート練習をしたり、毎回同じようなパス練習をしたりすることもあります。

もちろん、それが悪いわけではありません。

でも、レアルでは、

「この練習で何を養うのか」

がはっきりしていました。

答えを教えすぎない指導が息子たちに合っていた

レアルスクールで良いと感じたのは、コーチが答えを教えすぎないところでした。

もちろん、何も教えないわけではありません。

全体を止めて、みんなに共通理解を促すこともありました。

練習の合間に、子どもを個別に呼んで話してくれることもありました。

でも、

「ここに立ちなさい」
「今はこうしなさい」
「これは正解、これは間違い」

という言い方は、1回もありませんでした。

どちらかというと、

「コーチはこう思うけど、コーチが言うことが正解とは限らないからね」

というスタンスでした。

サッカーは、いつも同じ場面が起きるわけではありません。

相手も動きます。
味方も動きます。
ボールも動きます。
時間もスペースも変わります。

だから、

大人が全部を正解と決めつけて教えてしまうと、子どもは自分で考える前に、指示を待つようになってしまう。

僕は、そこが少し怖いと思っていました。

息子たちには、コーチに言われたことだけをする選手ではなく、自分で見て、自分で考えて、自分で判断できる選手になってほしかったんです。

その点で、レアルスクールの指導は、うちの考え方にピッタリ合っていました。

プレーのミスを責めない指導

もうひとつ良かったのは、プレーのミスに対して、マイナスな声かけがなかったことです。

ボールコントロールのミスをしても、そこを責めるような指導ではありませんでした。

止める。
蹴る。
運ぶ。

こういう技術はもちろん大事です。

でも、レアルスクールでは、それらだけを切り出して反復するというより、全体の練習の中で身につけていく感じでした。 

それよりも、みんなが集まったからできるポジショニングや体の向き、パスライン、判断の部分をたくさん教えてもらいました。 

一方で、練習態度や人間性の部分はしっかり注意されていました。

話を聞いていない。
ふざけている。
仲間に対して良くない態度を取る。

そういうところは、きちんと見られていました。

プレーのミスは責めない。

でも、サッカーに向かう姿勢や、人として大事な部分はしっかり伝える。

このバランスも、レアルを選んでよかったと感じたところです。

レアルで学んだことは、チームでのプレーにも生きた

レアルスクールに通ってから、息子たちのプレーには変化がありました。

一番大きかったのは、パスコースを意識できるようになったことです。

レアルでは、パスラインという言葉を使っていました。

ボールを持っている味方に対して、どこに立てばパスを受けられるのか。
相手に隠れない場所はどこなのか。
次にボールを運びやすい場所はどこなのか。

そういうことを、少しずつ意識できるようになっていきました。

その結果、ボールに絡む回数が増えました。

ただボールに近づくのではなく、

パスを受けられる場所に動く。
味方の邪魔をしない場所に立つ。
次のプレーにつながる位置を取る。

そういう動きが増えていったと感じています。

判断スピードも上がりました。

ダイレクトプレーも増えました。

パスを出す前提で、コースを作りながらドリブルすることもできるようになっていきました。

これは、ただ個人スキルを練習していただけでは、なかなか身につかなかった部分だと思っています。

レアルで学んだことは、息子たちのプレーの幅を広げてくれました。

まとめ|レアルを選んだ理由は「考えるサッカー」

うちがレアルスクールを選んだ理由は、名前ではありません。

最終的な決め手は、体験で見た指導の内容でした。

1人でできる練習ではなく、みんなが集まっているからできる練習をする。

小学1年生や2年生でも、団子にならずに、味方との距離やボールの逃がし方を考えている。

ボールを2つ使った練習にも、視野、体の向き、ポジショニング、判断を育てる意図がある。

答えを教えすぎず、子どもに考える余白を残してくれる。

プレーのミスを責めすぎず、でもサッカーに向かう姿勢はしっかり見てくれる。

僕は、そこに大きな価値を感じました。

チームでもできる練習を、もう1日増やすより、チームでは学びにくいことを、別の場所で学ばせたかったんです。

その意味で、レアルスクールは、うちの息子たちにとって、最高の場所だったと思います。

サッカースクールは、通えば自動的に上手くなる場所ではありません。

大事なのは、そのスクールで何を学べるのか。
そして、それが自分の子どもに合っているのか。

うちにとってレアルスクールは、技術だけでなく、サッカーの中で見る力、考える力、判断する力を育ててくれる場所でした。

うちの経験が、これからサッカースクール選びで迷っている親御さんの参考になれば嬉しいです。